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Q&A

Q. 優良住宅部品(BL 部品)とは何ですか?

A.優良住宅部品(BL 部品)は、性能、アフターサービス等に優れた住宅部品です。

BLマーク証紙例
BLマーク証紙例
人々の住生活水準の向上と消費者の保護を推進することを目的として認定し、その普及を図っています。
認定を受けた住宅部品には、左記の「BL マーク証紙」の貼付等により優良住宅部品(BL 部品)である旨を表示することになっており、表示された部品には瑕疵保障と損害補償の両面からの保険がついています。
〔品質保証〕
修理保証5年(取付金物の埋め込みに係るものは2年)
〔アフターサービス〕
取替えパーツの供給期間10年

Q. BL(ベターリビング)区分と規格について教えてください。

A.下記のように使用される場所による区分ごとに強度と構造形式、支持方式が設定されています。


区分
水平荷重強度
鉛直荷重強度
構造形式
支持方式
廊下用300型
2950N/m(300kgf/m)
1600N/m(165kgf/m)
手すり子
パネル
ガラス
床支持
方立支持
壁支持
バルコニー用150型
1450N/m(150kgf/m)
1600N/m(165kgf/m)
手すり子
パネル
ガラス
床支持
方立支持
壁支持
トップレール
980N/本(100kgf/本)
1600N/m(165kgf/m)
-
床支持
窓用
1450N/スパン(150kgf/スパン)
1450N/スパン(150kgf/スパン)
手すり子
壁支持

Q.手すりの高さ関係についての条件にはどのような決まりがありますか?

A.以下それぞれの場合で高さの決まりが設けられています。 ※各自治体により異なる場合があります。

1.足がかり(足のかかる部分)がない場合
2.足がかりがある場合
3.幼児がよじ登れる高さに足がかりがある場合
4.幼児がよじ登れる高さに足がかりがある場合
5.幼児がよじ登れる高さに足がかりが連続してある場合
6.幼児がよじ登れる高さに足がかりがない場合

Q.手すりの隙間の条件にはどのような決まりがありますか?

A.以下のように決まりが設けられています。

1.躯体天端と下弦材の隙間および縦格子の隙間
2.持出タイプの場合について、躯体面から手すりまでの隙間

Q. Wアンカー工法(後施工工法)とはどのような工法ですか?

A.Wアンカー工法(後施工工法)とは、RC躯体が仕上がった後に、手すり支柱のアンカー(寸切りボルトM12)用の穴(17φ)を2か所削孔し、専用の2液性ボンドを注入し固定する方法です。

Wアンカー工法
Wアンカー工法
求められる強度によってWアンカーS工法、WアンカーM工法、WアンカーL工法より使い分けます。
設計荷重(水平荷重・風圧荷重)によって強度検討を行い工法を選択致します。
Wアンカー工法を採用する場合は、上記の図面のようにRC躯体の幅が必要です。
また、設計段階にて、孔明け時の鉄筋との干渉防止を考慮してください。

Q. 埋込工法とはどのような工法ですか?

A.埋込工法とは、予めPC躯体およびRC躯体に手すり支柱の芯材を埋め込みできるようにヌスミを作っていただき、速乾無収縮モルタルにて支柱を固定する工法です。

埋込工法
埋込工法
埋込工法は強度に優れており、超高層などの物件で採用されることが多いです。
求められる強度によって埋込工法(300型)と工法(150型)を使い分けます。
300型の芯材は亜鉛メッキ処理を施したst3.2の角パイプを使用します。
150型の芯材は亜鉛メッキ処理を施したst2.3の角パイプを使用します。 
設計荷重(水平荷重・風圧荷重)によって強度検討をし工法を選択致します。
埋込工法を採用する場合は、左記の図面のように躯体幅が必要です。
また、設計段階にて支柱ピッチを確定し、90角程度のヌスミが必要です。

Q. 風による縦格子手すりの音鳴りについて教えてください。

A.格子の音鳴りは、主にルーフバルコニーや隅角部のような風が吹き抜ける場所で、ある特定の条件下で発生する場合があります。

〔音鳴りの種類〕
風切音:格子と格子の間を風が吹き抜けるときの気柱共鳴機構により発生する音(ピーピー)
振動音:格子が風によって振動し格子の小口面が、上下の部材と接触し発生する音(ブーン)

弊社では試験を繰り返し、音鳴り抑制用の製品を開発しています。
風の強い場所や、風が吹き抜ける場所で格子を使用する場合は音鳴り抑制格子の使用をおすすめ致します。
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